技術情報technical information
OpenText Gupta TD Mobile
TD Mobile2.1の主な特徴
IDEを強化
Web コンフィグ:エクスプローラーツリーのサーバーリソースセクションにWeb.config ノードが追加されました。
コントロール機能を強化
地図:地図コントロールに、Google Map APIを使用する際に必要なGoogle APIキーを設定するAPIキープロパティが追加されました。
テーブル編集:編集可能なコントロール(データフィールド、コンボ、フリップスイッチ等)をテーブルカラムに配置することができるようになりました。
スライダー/範囲:数値または範囲を指定するために使用可能なスライダーコントロールが追加されました。
クライアント
バインドイベント:バインドオブジェクトにイベントを追加することができるようになりました。
TD Mobile2.0の主な特徴
ネイティブアプリケーション開発をサポート
フレームワークApache Cordovaを利用して、Android・iOS・Windows Phoneをターゲットとするネイティブアプリケーションが開発できるようになりました。アプリケーションはベンダー各社のアプリケーションストアに登録することができます。
IDEとコントロール機能を強化
ShowDialogイベントアクションを使って、ウェブページ上にダイアログが表示できるようになりました。
新しくテーブルコントロールが追加されました。このコントロールはデータをヘッダー付きのカラムに表示することができます。任意のカラムでソートすることや、任意のカラムの表示・非表示の状態を変更することもできます。
大きな画面上で常に表示できるよう、メニューが機能拡張されました。これにより、パネルのようなレイアウトを構成できるようになります。
また、メニュー項目タイプにメニューリストが追加されました。メニュー項目を動的に作成できるよう、配列をバインディングとして指定することができます。
ダイアログ![]() |
テーブルコントロール![]() |
メニューリスト![]() |
データ接続が更に容易に
データクラスに、SAL的表現から値を計算するフィールドを追加できるようになりました。これは、複数のフィールドをまとめて1つのフィールドとしてページ上に表示する場合などに有用です。
また、Identify Fieldと呼ばれる一意性を表すフィールドに複数のフィールドを定義できるようになりました。これは、複合プライマリキーを使用しているスキーマを利用する場合に有用です。
TD Mobile1.2の主な特徴
帳票や報告書などのレポート作成が可能に
ウェブレポートデザイナとは、帳票や報告書のようなレポートレイアウトを設計できるツールです。レイアウトには、 データベースからレコードを差し込むことが出来ます。また、ウェブレポートデザイナの数式エディタ機能により、四則演算や関数でレコードを加工できます。出力形式はhtmlかPDFが選択できるので、モバイルデバイスから帳票や報告書を作成、確認、送信が容易にできるようになりました。
ウェブレポートデザイナ![]() |
GPS位置情報を用いる地図機能を強化
TD Mobileには、コーディングなしでデータベースへ接続、データの操作、フィルターができる「Data Operation」機能があります。今回のバージョンアップで、「Near」というフィルター機能が実装されました。この機能により、たとえば、『半径1km以内にある取引先をデータベースからレコードを取得して地図上にプロットする』ようなアプリケーションが開発できるようになりました。現在、この機能はMongo DBのみ対応していますが、順次ほかのデータベースも対応していく予定です。
周辺検索![]() ![]() |
モバイルアプリで利用するテーブルとカラムの選択が容易に
従来のTD Mobileは、モバイルアプリで利用するデータをデータベースから取得するとき、必要なテーブル名とカラムを別途確認する必要がありました。今回のバージョンアップで、TDM IDE内でデータベースへの接続文字列を指定するだけで、コーディングなしにモバイルアプリで利用したいテーブルとカラムを選択できるので、必要なテーブルとカラムを探す手間を省けるようになりました。
ますます容易に![]() |
オフラインでの利用を強化
利用中のモバイルデバイスが突然オフラインモードになっても、アプリ単位で入力データをローカルブラウザストレージに保持できます。オンラインに戻れば、データはサーバと同期処理が行われ、入力が反映されます。
リモートデバッガを提供
リモートデバッガにより、IISサーバ上で動作しているアプリケーションに対して、ブレークポイントの設定、変数値の評価などができるので、本番運用環境での動作テストが行えます。
TD Mobile1.1の主な特徴
コーディング無しでデータベースアクセス
TD Mobileの操作がさらに簡素になりました。
新規のData ClassやData Operationについて、BREAD操作をコーディング無しで実装できます。
※BREAD:Browse(走査)、Read(読取)、Edit(編集)、Add(追加)、
Delete(削除)
BREAD対応![]() |
ドキュメント指向データベース Mongo データベースに対応
Mongoデータベースへアクセスできるモバイルアプリを開発できるようになりました。 TD MobileのセットアップファイルにMongo DBも同梱されているので、既存のMongoの データベースへアクセスでき、新しいデータベースを作成できます。
Mongo対応![]() |
IDEとコントロール機能を強化
Line、Bar、Pie、Meterのチャート機能について、さらに直感的に操作できるようにしました。
Google Mapへの処理もIDE内のコントロールリボンからドラッグ&ドロップで設定でき、テキストを含むマップマーカーを地図上に表示できます。
このマップマーカーは、TD Mobileのバインド変数に容易に配置できます。
コーディングアシストペインをIDEに表示できるようにしました。フォーカスのある行で利用できる関数などが表示されます。
IDEの機能強化![]() |
TD Mobile1.0の主な特徴
使い慣れた画面構成
上部にリボンバー、左部にエクスプローラーがあり、Windowsで起動する標準的なアプリケーションと同等な画面構成なので、はじめてGUPTA製品を触る方も直感的に開発できます。
メイン画面![]() |
開発画面が日本語対応済
開発画面、ヘルプドキュメントは日本語に対応しています。開発言語は、日本語以外にも英語、ドイツ語、フランス語もサポートしています。
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多言語に対応したモバイルアプリケーションの開発が可能
TD Mobileは、開発画面だけでなく1つのソースファイルでアプリケーションを多言語に対応できます。ブラウザの言語設定から表示言語を自動で選択させることもできます。
ボタン1つでレイアウト確認が容易
メインペインのレイアウトタブから、ボタン1つでレイアウトイメージを確認できます。スマートフォンサイズ、タブレットサイズが初期から設定されています。任意のレイアウトサイズを作成できます。
レイアウト画面![]() |
画期的なバインド方法で、安全なデータ通信処理
TD Mobileは、画期的な新技術でバックエンドデータをアプリ画面にバインドしています。Java ScriptやHTMLでのプログラミングをせず、CRMなどのソフトウェアサービスへバインドするためのウェブサービスやバックエンドデータベースへ簡単に接続できます。
Team Developerで開発したビジネスロジックの再活用
Team Developerにより開発・ビルドされたアプリケーションをお使いの場合、それらのビジネスロジックは再活用できますので、Team Developerからの移行を行うと、短期間でシステムのウェブ化を実現できます。
TD Mobile2.1 のシステム要件
開発環境
OS |
・Windows 10 (32bit,64bit) ・Windows 8.1 (32bit,64bit) ・Windows Server 2012 ・Windows 7 (32bit,64bit) ・Windows Server 2008 |
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.NET Framework |
4.5 |
クライアント
モバイル OS |
・iOS ・Android ・Chrome 35 on Android4.3 ・Windows 8 RT ※ jQuery Mobile 1.4が 対応しているプラットフォームに準拠します。 |
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デスクトップ ブラウザ |
・Internet Explorer 11以上 ・FireFox 26 以上 ・Google Chrome 39 以上 ・Safari 5.1.7 ・Safari 7.0.1 |
Webサーバー
.NET Framework | 4.5( IISの設定で ASP.NET 4.5を有効にしてください。) |
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サポートしているデータベース
データベース |
・SQLBase 11.7 (32bit, 64bit) ・SQLBase 11.6 ・Oracle 11g R2 (32bit, 64bit) ・Oracle 12c ・Microsoft SQL Server 2008,2012 (32bit, 64bit) ・OLE DB (32bitのみ) ・ODBC 3.5 (32bitのみ) ・MongoDB v2.x (32bit, 64bit) |
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