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株式会社エー・アンド・デイ 様

お客様と共にソリューションを追求し、さらなる進化を志向する株式会社エー・アンド・デイは、ITの分野においてもエンドユーザー情報を出荷シリアルと結びつけるXRM管理で新しいMicrosoft Dynamics CRMの活用を目指します。

株式会社エー・アンド・デイ 様
株式会社エー・アンド・デイ 様 ロゴ

http://www.aandd.co.jp/

導入サービス

SFA/CRMソリューション

ホスティングサービス

会社概要 「エー・アンド・デイ (A & D) 」アナログ (Analog) の A とデジタル (Digital) の D、すなわち「アナログ量」を「デジタル数値」へ変換して表示する技術を基本に、お客様による新しい価値の創出を支援します。
経営理念 わたしたちは、自然界の情報を捉え活かすためのアナログとデジタルの変換技術を原点に、計測・制御技術を駆使したツールの提供によってお客様による新しい価値の創出を支援し、産業の発展と健康な生活に貢献します。
信条 わたしたちは、「本物」にこだわり、自ら設けた課題に挑み、あきらめずにやり抜きます。
事業内容 電子計測器、産業用重量計、電子天びん、医療用電子機器、試験機 その他電子応用機器の研究開発、製造、販売

――導入前の課題

お客様情報と出荷シリアルの結びつけ、時系列の設置履歴管理

株式会社エー・アンド・デイ (エー・アンド・デイ) は、『本物』にこだわり、計測・計量機器、医療・健康機器をさまざまな分野に「マザーツール」として提供しています。試験機・計量器・メディカル機器を始め新たな FA や LA の分野へと応用範囲を広げ、産業と社会の高度化に対応するメーカーとしての存在価値を高めています。

産業と社会の高度化に対応するメーカーとしては、単により良い製品を世に送り出すだけではなく、お客様情報と出荷シリアルを結びつけ、時系列 の設置履歴がエンドユーザーレベルで結びつけられることが重要です。

エー・アンド・デイ 管理本部 情報システム課長 中村安男氏は語ります。「わたしたちの仕事では、責任ある事業者として世に送り出した製品の設置履歴を時系列に把握し、お客様の情報と結びつけることが、薬事法でうたうトレーサビリティの観点からも非常に重要なポイントとなっています」。

――Microsoft Dynamics CRM を選んだ理由

汎用性と親和性、投資対効果

Microsoft Dynamics CRM の導入はキヤノンエスキースシステム株式会社が担当しました。導入の決め手は大きく2つあり、最初のポイントが汎用性です。

プロダクト選定の初期には他社製品の検討、あるいはスクラッチからの手造りという選択肢もありました が、使い勝手、拡張性、さらには既存の基盤システムとのデータ連携などさまざまな要素を考慮すると最終的に残ったのが Microsoft Dynamics CRM であり、最後はその中でオンラインか設置型かというところでの検討となりました。

2つ目のポイントは、親和性と投資対効果です。Exchange サーバー、OutlookR など、既に多くのマイクロソフト製品を導入・活用済みであり、新たに CRM 領域をシステム化するにあたり、これらとの親和性・接 続性は抜群でその点でも投資対効果に十分メリットのでる選択であったと判断しています。Microsoft Dynamics CRM はそれらの課題を克服でき、かつ検索性、既存プロダクトとの親和性が大きい点が決め手となりました。

――導入ソリューション概要と導入効果

ME 機器業務の中核的システムとして位置づけ

「今回導入のシステムは、今後 ME 機器業務の顧客接点システムの基幹として位置づけ、展開されていきま す。このため、プロトタイプ手法を用いて十分な時間を取ることにより、システムの最終利用イメージをユーザーにもつかんでいただき、仮出荷、本出荷、返品など各種の複雑な業務をなるべく共通のシンプルな画面で実現することに努めました」と説明するのはキヤノンエスキースシステム株式会社 CRM 事業部 担当部長 平沼憲二氏です。

また、中村氏は導入効果を次のように語ります。「システムは SAP との出荷情報データ連携が日次レベルで行われるので、データ管理の精度が向上しました。また、これまで見られなかった、エンドユーザーの情報が出荷と時系列に結びついた形で、エンドユーザーレベルで見られるようになりました。このことは、シンプルな画面・高い可用性と相まってこのシステムの有用性を非常に高めています」。

――今後の展望

医療系からはじまり産業機械への展開、他業務との連動

加藤氏は今後の展望について、次のように語ります。「トレーサビリティは、薬事法の中の一部の医家向けでのものでありますが、これに留まらず、その他の医療系から、今後は工場や研究所といった産業機械の分野までこのシステムを適用し、対象業務範囲を広げていきたいと考えています。また機能としては、次ステップとしてコールセンター業務との連動による、問い合わせ対応履歴との結びつけで、顧客情報の一元管理を実現し、機器の設置履歴から問い合わせ対応履歴までエンドユーザーを軸にして一貫して管理できる仕組みとしていくことで、『企業内におけるさまざまな業務プロセスを自動化し、関連情報を一元化・管理する』 XRM の利用形態を具現化していきたいと考えています」。

薬事法対応のトレーサビリティをはじめ、今までわからなかったエンドユーザー情報が、出荷と時系列で結びついた形で“見える化”を実現できたエー・アンド・デイ。 医療分野のみならず今後さまざまな業務にも活用が広がっていきそうです。

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