• System Engineer

    Dynamics推進部

    ひとつのシステムを
    作り上げる喜びがある。

    主席

    白石 匡弘

  • 自分で作ったものが世の中に出るのが楽しい。

    まずは、これまでのキャリアについて教えてください。
    最初に入った会社は、キヤノンエスキースがまだeSystemと名乗っていた時代、その子会社だったところです。あるプロジェクトでこっちに来て業務をしていたら、こっちの人に「そのままこっちに来いよ」と誘われて、今に至ります。
    じゃあ、もともとSEになるつもりではいたんですね?
    そうです。SEになろうと思ったのは、イヤホンを付けて、私服、サンダルで会社に来て、誰ともしゃべらずにキーボードを打って定時で帰るというのがやりたくて…。
    現実はずいぶん違っていますね。
    まぁ、現実問題としてそんな人見たことないじゃないですか。そのとき、世の中の現実を知ったってことですよね(笑)。
    とは言っても、やっぱり自分で作ったものが世の中に出るのが楽しいから仕事をやっているっていうのは当然ありますよ。

「最も早く、かつ、綺麗に終わる方法」を考える。

コンサルティングファームに行きたいとか思ったことはないんですか?
それはあまりないですね。
知り合いにITコンサルタントがいて、ものすごく大きなプロジェクトを1000人くらいのエンジニアを抱えてやっているんですね。
勝手なイメージになってしまいますが、そこでの業務は提案、折衝、ベンダー管理が大半になってしまい、ソースコードを書くことがほぼなくなると思うんです。そうすると、「このシステムを俺は作ったぞ!」とかそういう感覚が薄くなるんじゃないかなと。完成したらキャリア的には上がるんだろうけど、本当にそれが嬉しいかというと、私は違いますね。
なんか職人みたいですね。ある人が「いかに美しくプログラムを書くか。
プログラミングは芸術だ」と言っていたんですが、やはりそう思いますか?
いや、全く思わないですね。結局、どんなにアーキテクトが良いものを作ったとしても経年劣化するし、その瞬間は芸術作品かもしれないけど、5年後も芸術作品なのかと。私はそこがドライなので、「経済的に上手く回れば良いんじゃないの」と思っています。
ただ、当然“綺麗さ”は求めますよ。だから「最も早く、かつ、綺麗に終わる方法」しか考えないですね。
  • エンドユーザーが使ってくれないと意味がない。

    皆さんにお聞きしているんですが、
    「下地(エスキース)」になっているような経験や人との
    出会いはありますか?
    特にないです。
    会社や仕事のこと以外でも
    いろいろな出会いがあったと思いますが?
    基本的に引きこもりなので(笑)。
    ……では、気を取り直して。
    白石さんから見て、優秀なSEとはどのような人ですか?
    最終的にエンドユーザー(利用者)が何を欲しいのかを考えられる人。
    白石さん自身も考えているんですか?
    考えています。ユーザー系企業との付き合いが多いというのもあるかもしれませんが、「システムの動きとして正しいこと」と「エンドユーザーが使うこと」の違いを考えられる人は優秀だと思います。
    うちの社員や外注先の方にも「これをそのまま作ってどうするの。作り手からしたら正論だけど、これを作っても誰も使わないでしょ」ということはよく話をしています。システムはエンドユーザーが使ってくれないと意味がないので。
    使いやすいシステムとはどういうものなんですか?
    例えば、お客様から「データを12か月分出したい」と言われ、12か月分出した画面を作ったとします。でも、ユーザーテストの段階になって「前年比較したいので24か月分出して欲しい」と言われてしまいます。そこで「今更言うな」と思うエンジニアは少なくないと思うんですが、どのように利用されるのかを理解していたら「24か月分出さなければならない」と思えたのではないかと思います。
    結局、我々とお客様がよく考えることが大事で、そのように作ったシステムは大体良いシステムだと評価されることは多いかと思います。
    白石さんは技術書とか読むんですか?
    もうあまり読まないかな。若いころはすごく読んでいましたけど。
    でも、いろいろと新しい技術が出てくるじゃないですか。
    基本的に、基礎を積み上げたものが新しいものになっているだけなので。基礎については若いときに収めているから、新しいものが出てきても大体理解できます。
    特にファウラーなどの本をよく読んでいて、今も名著と言われていますが、そのような本は大体22、23歳で読んでいます。実はそういった本に書いてある内容の積み重ねで新しい技術も成り立っているところが多いと感じるので、そこをしっかり押さえておくことで、新しい技術のキャッチアップは随分楽になると思います。
  • 出る杭は打たれず、出ても出っ放し。

    それでは少し会社のことについて教えてください。
    エスキースにはどんな人がいますか?
    良くも悪くも自由な人たちがいるんじゃないかな。好き勝手しても潰されることはないというか。出る杭は出ても出っ放しで、どこまで伸びるかなって見ていてくれる人たちだと思います。
    エスキースを一文字で表すと?
    ある意味自由すぎるから、すべてにおいて自分が試される環境ではあると思います。出る杭は打たれず、自由に伸ばせるので、逆に自分の限界が見えるし、いろいろと試されるんじゃないかなと思います。
    最後に、メッセージをお願いします。
    決まった毎日の中、2次請け3次請けで、そもそも自分が何を作っているかも分からずにやっている、そんな現状を変えたい人はうちの会社に向いていると思います。
    うちでは良くも悪くも上から下までワンストップでやっています。2次請けだったとしても要件定義から保守までやるので、すべてが分かります。
    だから、現状を変えたい方はぜひ来て欲しいと思います。絶対、世界が変わると約束できるので。