• Management

    管理室

    みんなで力を合わせて
    「頼られる管理部」へ。

    課長

    簑和田 ゆかり

  • みんなで一緒に成長していきたい。

    簑和田さんは女性唯一の管理職ですね。
    以前からキャリアプランを話し合う場で、将来的には管理職として期待していると伝えられていたのですが、自分はタイプではないと思っていましたし、正直自信もありませんでした。
    でも、2018年度に組織再編があり、管理部門がまとまることになり、課員の長として頑張って欲しいとのことで、チャレンジすることにしました。
    管理職になって意識は変わりましたか?
    「みんなで一緒に成長していく」ということを強く意識するようになりました。実は自分自身では管理職という感じではあまりなくて、責任ある立場だということは考えながらも、どちらかというと取りまとめ役という意識が強いです。
    具体的に何か新たに取り組み始めたことはありますか?
    例えば、スキル共有という点についてですが、これまではみんなもそれぞれ忙しいので、何かあっても自分で調べてそこで終了といった感じでしたが、今はできるだけみんなで共有するようにしています。
    また、それぞれ得意分野があるので、その分野について講師になってもらい講習会を開いています。
    誰か一人がどんどん先に進むのではなく、みんなでステップアップできるような環境づくりを目指していきたいと思っています。

今あるものを使って、いかに効率化するか。

システムの刷新も視野に入れていますか?
今は考えていません。最新のものではありませんが、一定のシステム化は進んでいます。それよりも、現在あるものを、より良く使える方法を考えて改善していくことを重視しています。
データの蓄積はできているので、大事なのはそれをどうまとめるかというところ。それが管理部門に求められるスキルになるので、それを部内で共有していきたいです。
とは言いつつ最新化したくなりませんか?
管理部門は売上を作れないので、いかにコストを抑えるか、は重要なポイントです。それを考えると大規模なシステム投資をこちらから提案することはなかなかできません。だからこそ、あるものを使って、いかに効率化するかを常に考えています。
事業部門の方が使いたいときに使えるように、こちらはなるべく後回しでいいかな、と思っています(笑)。
  • 経理に加え、総務や人事も担当することに。

    現在は管理部門の取りまとめをされていますが、
    これまでのキャリアは?
    10年ほど前に経理として入社しましたが、会社の変化とともにいろいろな経験をしました。 当時は会社も上場しており、規模も大きく業務が細分化されていましたので、主に経費精算と固定資産の管理を担当していました。
    その後、会社規模が縮小し、人が少しずつ辞めていきました。そうすると、それまでの業務に加え、原価管理やIRの株主対応、連結決算や確定申告(税務)、さらには総務や人事業務まで担当するようになり、一番酷いときには勤務時間が○○○時間を超えていたこともありました。
    さらっと話していますが…よく辞めませんでしたね。
    一度に仕事が増えていたら対応できずに辞めていたと思います(笑)。半年から1年ごとに少しずつ仕事が増えていったので、まだ良かったのだと思います。
    基本的にはその都度、自分で調べながら対応していましたが、親会社がキヤノン電子ですので、いろいろ気軽に聞けるのは心強かったです。
    一方で、総務と人事はそれまで深くやることがなかったので、「こんな制度があるんだ~」と新しい発見が多く、面白さも感じていました。
    その状況下で前向きですね。普段、何があっても穏やかに対応できる理由が分かった気がします。
    こういった経験をしたおかげで沸点が相当上がりましたね。よほどのことがない限り、慌てることも少なくなりました。
    ここ数年、管理会計にも力を入れていますが、社内で変化を感じることはありますか?
    毎月、全員参加の経営会議で会計情報を共有するようになり、PMやマネージャークラスの採算意識は相当変わったと思います。おかげで、収益性は格段に良くなりました。
    また、事実としての数字を共有することは、メンバーのモチベーションにも関わってきますし、「会社は今このような状態なんだよ」というのは共有した方が良いのだと改めて感じました。

事業部門をサポートする立場でありたい。

現在の自分の「下地(エスキース)」になっている言葉や出会いがあれば教えてください。
昔、総務部門の部長が女性だった時期がありました。その方も、当時唯一の女性管理職だったのですが、すごく仕事のできる方でした。
その方が全体会議で「“頼られる総務部門”を目指しているので、何でも声をかけてください」とおっしゃったことがありました。私はそれにすごく感銘を受けて、管理部門はそうあるべきだなと共感し、今でも強く印象に残っています。 実は、今年の部門目標を「頼られる管理部」と掲げています。管理部は売上を上げることはできませんが、うまく事業が回るように事業部門をサポートする立場でありたいと思っています。
数字面から見たキヤノンエスキースはどうですか?
財務基盤や収益性は相当安定していると思います。ただ、危機感も持っています。現在、エンジニア採用、育成を進めていますが、その速度以上に仕事が増えているため、一部をパートナー企業に委託してプロジェクトを進めることも増えています。
今後、更なる収益の拡大と利益のバランスを考えると、採用と育成のスピードを上げて、内製化を推進していく必要があると思います。
  • 控えめだけど、人柄の良い人が多い。

    管理部から見て、エスキースにはどのような人が多いと思いますか?
    良くも悪くも控えめな人が多いのかなと思います。
    良い意味では?
    優しいですよね。みんな忙しいと思うのですが、何か聞きにいくと必ず手を止めてその場で答えてくれます。人柄が良い人がすごく多いと思います。
    悪い意味では?
    遠慮がちというか、心の中ではいろいろ気に掛けていると思うのですが、自ら声掛けをする人は少ない気がします。頼まれたら快く応じてくれるのですが、控えめかもしれませんね。
    エスキースという会社を漢字1文字で表すと?
    会社の歴史を見ても、ガラッと雰囲気も人数も変わりましたし、業績を見てもここ数年で格段に良くなりました。
    でも、これからまたさらなる変革をしていかないといけませんし、これからも常に変わり続けていくのかなと考えると「変」ですかね。
    最後に、メッセージをお願いします。
    転職が当たり前となった現在ですが、当社の社員もほとんどが転職組です。
    お互いに刺激を受けながら、それぞれが持つ強みを活かしひとつの仕事をつくり上げていく。
    当社には、これまで磨いた技術力を存分に発揮できる環境があります。
    これが最後の転職という気持ちで会社と一緒に更なる成長を目指しませんか。